経理業務はどのような状況だったのでしょうか？

経理担当者が入れ替わるたびに、業務が属人化してしまうという問題を長年抱えていました。
「誰が何をどこまで担当しているか」が曖昧で、全体の流れが見えづらく、誰かが急に休んだり辞めたりすると、経理処理が止まってしまうこともありました。請求書の処理や支払業務、仕訳の入力など、それぞれの業務が特定の人に依存している状況で、属人性の高さが業務のボトルネックになっていましたね。
当然、内部統制の面でも不安があり、「このままではまずい」と感じていたところでした。

これまでにも業務改善やDX化を試みたことはあったのでしょうか？

はい、過去にも経理体制の改善に取り組んだことはありました。ただ、都度の対応に終始してしまい、組織として継続できる仕組みにはなっていませんでした。

現場は常に忙しく、少人数で総務・経理・電話対応などを兼務していたため、「この業務は誰がやるのか」が毎回曖昧で、引き継ぎもうまくいかずに断念したこともあります。
忙しさに追われる中で「業務改善」まで手が回らなかったのが正直なところです。

ファーストアソシエイツに依頼して、どのような取り組みを行いましたか？

まずは、経理業務全体の洗い出しから始まりました。請求処理、支払業務、会計ソフトへの入力、売上の確認など、一連のフローを整理し、可視化した上で、外部パートナーとしてファーストアソシエイツさんに包括的に対応いただく形になりました。

チャット（LINE）での連絡体制を整備し、日々のやりとりもスムーズに。こちらが不安を感じたときや「ちょっとこれ大丈夫かな？」と思った時も、すぐに質問・確認できるので助かっています。
まさに“社外の経理部”として、業務だけでなく安心感も提供していただいている感覚です。

導入して、どのような効果を実感されていますか？

まず、社内で経理に関するストレスが大幅に軽減されました。これまでは月末や支払日が近づくたびに「あれは終わっているか？」「漏れていないか？」と緊張感が漂っていたのですが、今ではそういった不安がなくなりました。
また、支払いスケジュールが明確になったことで、資金繰りの確認もしやすくなり、経営判断に必要な数字の把握も迅速になったと感じています。

定例的な業務が仕組み化されたことで、担当者による品質のばらつきもなくなり、経理業務の「安定感」が増しました。

サポートの対応はいかがでしたか？

LINEでのやりとりは非常にありがたかったです。こちらから何か相談をすると、すぐに返信があり、「今どうなってるんだろう」と不安に思うことがなくなりました。
チャットだけでなく、必要なときは電話でのフォローもあり、非常にきめ細やかに対応いただいています。

最初のうちは週1回のミーティングで密にコミュニケーションを取り、慣れてきたら月1ペースに。
社内のスタッフ2名にも丁寧に教えてくれて、スムーズに業務を引き継ぐことができました。

御社のような企業にとって、外部パートナーの活用はどのような意味を持ちますか？

経理を社長や少人数のスタッフで回している企業にとっては、大きなリスクが潜んでいます。信頼できる外部パートナーを持つことは、経営上の安定と安心を得るうえで非常に重要だと感じます。